姓名判断
姓名判断とは、その人の名前の画数によって運勢を占う方法です。赤ちゃんの名づけや命名事典では、たいてい姓名判断による吉運を持った名前の付け方が紹介されています。自分の名前の姓名判断は信じない人も多いのですが、子供の名前となると気にする人が多いそうです。といっても、最近は変わった名前で読み方の難しい子供も多く、あまり姓名判断は気にしないで印象で決める人も多くなっています。
一般的な姓名判断では、五運と呼ばれる天格・人格・地格・外格・総格で判断します。
●「天格」は、氏の総画数で、家族に共通する先祖運です。結婚によって姓が変わった場合にはもちろんこの天格が変化し、異なる先祖運を持つ事になります。
●「人格」は、氏の最後の一文字、名前の最初の一文字を足した画数です。中年期の運勢や結婚運、性格などを表します。
●「地格」は名前の総画数です。地格は30歳くらいまでの若い時期の運勢を表し、才能や仕事などを表します。
●「総格」は、フルネームの総画数です。生涯の運勢を表すものです。
●「外格」は、総各から人格を引いた画数です。環境を表し、職場や家族との人間関係などを表します。
姓名判断は五運の数によって占うもので、画数がいくらになるかで運命が決まります。ですが流派によって画数の数え方に差が出ることもあり、漢字によっては吉だったり凶だったりする場合も出てきます。そして地格以外の運勢は、性が変わった場合にすべて変化するものです。ですから、姓名判断で相性占いが成り立つのは、不思議な話なのですが、意外に姓名判断による結婚などの相性占いは多いようです。
結婚運が抜群にいい運勢を持っていても、仮に結婚後改姓で天格や総格が凶に変わるのであれば相性は悪いという事になるのでしょうが、夫婦別姓や婿養子を貰うなどで男性の姓が変化する場合にはまた答えは変わってきます。また、日本の戸籍ではアルファベットを使う事が出来ませんから、アルファベット圏の方と結婚して姓が変わる場合にはカタカナ表記になります。戸籍上の名前が本名だとしたら、アルファベット表記の「天格」を無理やり数えた場合と、カタカナ表記の場合は画数が異なってしまいます。などなど、考え始めると結婚で運勢が変わるというのがおかしなことのようにも思えます。
もちろん姓名判断が悪くなるからという理由で、好きな人との結婚をあきらめる人がいるとも思えませんので、みなさん付き合っている人との姓名判断による相性が悪くても気にしない人が多いかもしれませんね。