紫微斗数占い
紫微斗数は、中国では有名な占いで、かなり詳しくその人の運勢を見る事ができるものです。日本では同じく中国から伝わった四柱推命などは有名ですが、紫微斗数占いはまだまだマイナーです。紫微とは古代中国の北斗七星を中心にした、天帝(一番えらい神さま)が住んでいるとされていた場所の事です。「斗」は枡の事で、「数」は運命の事。運面を計る枡ということです。
具体的に紫微斗数占いがどんなものなのかというと、西洋占星術に似ている、12宮からなるホロスコープを使い、このホロスコープを、紫微斗数占いでは命盤と呼びます。違う点は、紫微斗数占いの算出が、太陰暦を用いている点です。これが一番大変で、生まれた日を旧暦に直して計算します。日付のまたぎも夜の12時ではなく11時になりますから、生まれた時刻によって日付が異なる事もあります。ですから星占いのように、生まれた日付で宮を配置する簡易的な占いが出来ないのです。旧暦は閏月もありますから西暦による生まれ月と日にちが同じでも、旧暦では誕生日が異なるためです。また、生年月日と時刻が重要され、生まれた時間が分からない場合は命盤を作ることができません。そして作り出された命盤で、持って生まれた性格や才能、結婚にむいている時期、親子関係(自分の親、自分の子)や兄弟関係、趣味や容姿などかなり細かく占う事ができます。