占い研究会

手相占いとは

 手相とは、手の平に出る線の形や長さ、手の形などを元に、運勢や性格、才能などを占うものです。もともと日本に伝わった手相は、インドを起源とするものが中国経由で伝わったものでしたが、現在は西洋占星術のシンボルを用いた西洋手相学が主流になっています。太陽丘や、金星丘という言葉が占星術に対応して星にちなんで名づけられたものです。また、右手を見るのか、左手を見るのかというと、これは両方の手を見て判断するのが一般的です。利き手は自分で切り開く運、利き手でないほうが持って生まれた運とされています。代表的な掌線をいくつか紹介します。

●「生命線」は、親指の付け根から人差し指の方に弧を描く線です。この生命線が太く長い場合は体力がある人となります。ちなみにこの生命線が短いからといっても、通常寿命が短いという解釈はしません。特殊な例では、この生命線が途中から急に細くなっていたり、妨害線が出ていたりする場合には、死相と呼ばれる事もあり、十分に気を付ける必要があります。

●「知能線」、もしくは頭脳線と呼ばれるものは、頭の良し悪しや才能の有無などを占う線です。親指の付け根の方から掌の中央に向けてのびている線です。はっきりとした線ほど頭脳明晰とされます。

●「感情線」は、知能線の上にある小指の方向から伸びている線です。名前の通り、基本的な阿性格を表す線で、下向きの場合は暗い、上向きの場合は身勝手、水平に近い人は最も冷静とされています。

●「結婚線」は、感情線の上にある、横にのびる線です。結婚の時期を見るのは難しいのですが、どんな恋愛でどんな結婚をするかを占います。結婚線が二本あっても、二階結婚するという意味ではなく、二回チャンスがあるか復縁するなどの可能性もあります。

●「火星線」は、生命線の内側にある、二番目の生命線とも呼べるものです。この線がある人は体力に恵まれ、エネルギッシュに生きる人とされています。

●「運命線」は、中指あたりから縦にのびる線で、男性は仕事運、女性は結婚運といわれていますが、これは主婦も仕事と考えるため。職業の数を表すといわれていますが、主婦業とフルタイム勤務の女性でも一本しかない人もいますから、最近はあまり男女差はなくなっています。